タークス小ネタ(仮)3 (番号付き・タイトル未定) 〜タークスのオフィス内で、デスクワーク中〜 ピピピピ…ブー!(なんか電子音)(無くてもおk) 001イリーナ「あ〜〜〜!またやっちゃった!」 002レノ「あん?どーした、イリーナ?」 003イリーナ「あ、レノ先輩!どーしましょう、私また…」 004ルード「……失敗したのか」 005イリーナ「あーんもう、言わないでください、ルード先輩!      どうしよう…こんなんじゃまたツォンさんに怒られ…」 006ツォン「私が何だ?」(今来た) 007イリーナ「!?!?!ツ、ツォンさん?!?!?!え、いや、あの、その…」 008レノ「イリーナが ま た やらかしたんですよ、と」 009イリーナ「レ、レノ先輩!そんなハッキリ言わないでくださいよ!」 010レノ「本当の事だろ、と。大体、それ何回目の失敗なんだ?    お前は一体、何回ツォンさんに怒られれば気が済むんだよ、と」 011ツォン「……イリーナ。」(ここから口調が厳しい) 012イリーナ「はっ、はい!」 013ツォン「私がお前にその仕事を頼んだのは、お前ならば出来ると思ったからだ。     与えられた仕事が難しくとも、自分なりのやり方でやり通す。それがプロというものだからな。」 014イリーナ「……はい…」 015ツォン「失敗のたびに学びながら改善していくのならいい。だが、何度注意しても同じミスを     繰り返すような人材は、プロ意識に欠けている。」 016イリーナ「うう…すみません…」 017ツォン「そんなことでは今後、おまえをタークスの一員としてここに置いておくことは難しいぞ。」 018イリーナ「そっ、そんな?!ツォンさ…」 019ツォン「イリーナ。君が今すべき事は何だ?それをよく考えてみる事だ。」 (コツコツコツ…パタン) (ツォン、オフィスから出て行く。) 020イリーナ「…ツォンさん……」(今にも泣きそう) 021レノ「(小声で)あ〜あ、っと…」 〜場面変わって、飲み屋にて〜レノルードからかう編〜 (飲み屋の雑音、グラスをかたむける音など) 022レノ「(ゴクゴクゴク)…っかーっ!やっぱ、仕事終わりの一杯は格別だな、と」 023ルード「……ああ」 024イリーナ「そーですねー…」(凹) 025レノ「あん?んだよイリーナ、元気ないな、と」 026イリーナ「当たり前じゃないですか…信頼して任せられた仕事を失敗して、ツォンさんに怒られて。       元気なわけないですよ…」 027レノ「ま、それもそうだな、と。ツォンさん、ありゃあ本気で怒ってたからなー」 028ルード「うむ。下手をすれば、本当にタークスを辞めさせられるかもしれんな」 029イリーナ「そ、そんなあ!?そんなこと言わないでくださいよ先輩!」 030レノ「もしタークス辞めたら、イリーナはどんな仕事するんだろうな、と」 031イリーナ「ちょ、ちょっとレノ先輩、縁起でもない事をー!」 032レノ「まーそうだな、俺が思うに…神羅ビルの清掃員とかどーだ?」 033イリーナ「知り合いに会っちゃったら気まずいじゃないですか!嫌ですよそんなの!」 034レノ「じゃあお笑い芸人。」 035イリーナ「何でやねん!…って思わずノッちゃいましたけど、ビルの清掃員からかけ離れすぎですよ!      どんな繋がりですか!それだったら、さっきのほうがまだマシです!」 036レノ「おーそうか、じゃあビルの清掃員でいいじゃねえかよ、と」 037イリーナ「さ、さっきよりマシって言っただけで、そっちだって嫌です!      それがいいって言ったわけじゃありません!」 038レノ「何だよ、せっかく再就職先を考えてやってんのに、つれないな、と」 039イリーナ「ただからかってるだけじゃないですか、もう!レノ先輩のいじわる!」 040レノ「あー、悪い悪い(棒読み)。おいルード、お前は何だと思う?」 041ルード「(しばらく考えて)…着ぐるみの…中の人?」 (間) 042イリーナ「…はい?」 043ルード「いや…元気良く動き回るところが…向いているかと…」 044レノ「アッハッハッハ!そりゃあいい!良かったじゃねーかイリーナ、向いてる職業が見つかったぞ、と」 045イリーナ「も〜、ルード先輩まで…」(ぐったり) (飲み屋の雑音の中で、さっきとは違う間が流れる。) 046レノ「…なあ、イリーナ。別にツォンさんもよ、お前が憎くて言ったわけじゃねえと思うぞ、と」 047イリーナ「はい、それは私にもわかってます。けど…でも…」 048レノ「俺たちタークスの仕事は、常に危険と隣りあわせだ。どれだけ実力があっても、   ささいなミスで命を落とすこともある。…死んじまった後でがんばったって遅いからな、と」 049イリーナ「!」 050ルード「……俺たちも、ツォンさんも、長くこの仕事をやっているからな。そんな仲間を山ほど見てきた…     もう…仲間を失いたくはない…」 051イリーナ「……ルード先輩……」 052レノ「まあ、つまりよ。つまんねーミスのせいでお前が死んじまったら、悲しむ奴がいるってことだぞ、と」 053イリーナ「どんなことでも、ささいなミスが致命傷に繋がるから…だからツォンさんは、      私の為を思って怒ってくれたんですね。それなのに、私ったら……自分が恥ずかしい」 054レノ「……あー、そういえば、と。これ、ツォンさんがお前にだとよ」 (イリーナに袋を渡す) 055イリーナ「…ツォンさんが?なんだろう、これ…(ガサゴソと袋を開ける音)…あ!これ…私の好きなお菓子だ…」 056ルード「…それと、これもだ…」(渡す) 057イリーナ「…メッセージカード、ですか?なんて書いてあるんだろ…ええっと…」 (ここからエコー) 058ツォン「イリーナ、さっきは厳しい事を言って済まなかった。だが、誇りあるタークスの一員である君ならば、    必ずやり遂げられると私は信じている。君の今後の働きに期待しているぞ。」 (エコー終わり) 059イリーナ「ツォンさん…(じーん)…私、がんばります!あなたの期待に応えられるように!     見ていてください…きっと、失敗から学び、成長してみせますから!     よーし、明日からまたがんばるぞー!」 060レノ「あいつ、やる気だけはあるんだけどな、と」 061ルード「…それがイリーナのいいところだ」 062レノ「へっ…まあな、と」 (穏やかな爽やかな音楽が流れ、終わる。) −−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ・微修正、番号付けた ・タイトル思いつかねえw orz