FINAL FANTASY VII ETERNAL CHAIN 神羅編〜DESERT ROSE〜←格好良く英字サブとか付けてみたり 登場キャラ:ルーファウス       タークス       リーブ       スカーレット       パルマー       シド       シエラ       ユフィ       科学部門の男(脇役) 時間軸はリーブ編の後が宜しいかと・・・ (ルーファウスがACに引き続きヒーリンに居るなら、ヒーリンで) 001ルーファウス「また珍しい客が来たものだな、君の方からわざわざ出向くとは・・・          出戻りの志願だろうか、リーブ君?」 002リーブ   「生憎だがルーファウス、私には貴方の冗談に付き合う暇は無い。単刀直入に言う。          WRO活動の傍ら、私はこんなものを発見した」 (ポケットから何か出す音とか) 003ルーファウス「これは?」 004リーブ   「恐らく、新兵器の開発設計データかと思われる。スカーレットが残したデータROMだ」 005ルーファウス「・・・スカーレット、か・・・」 006リーブ   「私はそれを発見したものの、WROに兵器など必要無い。従って、これを貴方に委ねに来た。        パスワードが設定されているので、それを解かない限りはデータの全容を知る事は不可能だが」 007ルーファウス「・・・了解した、君の好意に甘えて、このデータROMは我々神羅が活用させて頂こう。         世界の復興のために、役立つデータならば」 (場面変わって、同じ部屋、リーブが去った後にツォンとルーファウスの会話) 008ツォン   「新兵器、ですか?社長、お言葉ですが今更新兵器など開発したところで・・・・・」 009ルーファウス「スカーレットの残したデータROMであるが故、あくまで新兵器開発データ「らしい」とのことだ、          詳細は分かっていない。          その全容を知るためにも、早急にパスワードの解析をタークスに命じる」 010ツォン   「・・・御意。しかし、社長・・・仮に新兵器のデータだった場合、どうされるおつもりで?」 011ルーファウス「無論、世界の復興に役立てるためだ。時には兵器が必要な場合もあるかも知れない」 (電子音とかあると良いですね、FF7ゲーム本編のミッドガルでよく出て来たような電子音  コンピュータの画面を見ながらパスワードを解析しようとするタークスの面々) 012レノ  「パス入力欄には4文字しか入らないぞ、と」 013イリーナ「それって、つまりはキャハハが考えそうな4文字の言葉を入力すればいいって事ですかぁ?」 014ツォン 「恐らく」 015レノ  「あの女の考えそうな4文字の言葉・・・4文字の言葉ねぇ・・・」 (そして↓修正、ゲーム本編メルトダウン魔晄炉でのスカーレットの台詞を  ツォンが回想してる感じで入れてみました、エコーかけると良いかな)         016スカーレット「でもね、せっかく完璧な兵器をつくってもあのバカのハイデッカーに使いこなせるかしら。                  あら、ごめんなさい!ハイデッカーはあなたの上司だったわね! キャハハハハ!」 017ツォン 「・・・悪口雑言(あっこうぞうごん)・・・」 018イリーナ「ツォンさん、それどういう意味なんですか?」 019レノ  「悪口言いたい放題って事だぞ、と」 020イリーナ「あぁ、なるほど!確かにキャハハにはピッタリの言葉ですね!(パス入力してみる)       ・・・と思ったのに、違うみたいです」 (仁義なき戦いの台詞を入れてみますw  勿論回想ですが、問題は、このスカーレットの台詞をレノが見聞きしたかどうか・・・)           021スカーレット「オニごっこはここまでよ。ガス処刑は無理だったけど                   ここから落ちて水面にたたきつけられて死ぬってのもス・テ・キ、かもしれないわね                   ・・・最後までなまいきね!」 022レノ  「んじゃ「横眉怒目(おうびどもく)」はどうかな、と」 023イリーナ「オウビドモク・・・(パス入力して漢字に変換しながら)        よこ・眉毛のまゆ・怒る・目で横眉怒目、かぁ。意味良くわからないけど、        字を見ただけでキャハハの顔が思い浮かびます・・・でも違うみたいですね〜」 024ツォン 「あの女はいつも目くじらをたてていたからな」 025イリーナ「そうですよね〜・・・」 (更にスカーレットの台詞の回想、これもイリーナが見聞きしたとは思えないけど一応。  スカーレットの性格をボイスドラマ聞いてる人に説明する、って意味で入れてみました)          026スカーレット「キャハハハハハ! 調整なんていいわよ、リーブ!                  出力全開でガーーーーーッと行くのよ!」 027イリーナ「えーと、じゃあ「馬耳東風(ばじとうふう)」とか、どうですかね?(パス入力)あー、違うみたい」 028レノ  「あの女は人の話聞かないからな、と。・・・おいルード、黙ってないでお前も参加しろよ、と」 029ルード 「・・・スカーレットの考えそうな言葉、或いはスカーレットの好きな言葉・・・        スカーレットに対して他人が抱いているイメージ、ではないのではないかと・・・」 030ツォン 「・・・うむ、そうだったな」 031イリーナ「あっ!そうでしたね!キャハハ本人が考えたパスなんだから、自分をを悪く言うはずないですよね!」 032レノ  「で、ルード、なんか思いついたのかな、と」 (またスカーレットの台詞の回想、コレル村焼き払った時、なんか喋ってなかったっけ・・・  そこの台詞入れたかったけど見つからないので)          033スカーレット「キャハハハハハ!ハイデッカー!例の新兵器、使うわよ!                  私のかわいい兵器たちを、たっくさん壊してくれたわねえ!                  お前たちでは役不足だが、この私の絶対の自信作!                  このプラウド・クラッドの破壊力! 見せてあげるよっ!」 034ルード 「・・・・・・・・・・・・・・・冷酷無比・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 035レノ  「お前言ってることが矛盾してるぞ、と」 036ルード 「すまん・・・」 037イリーナ「自分を褒めまくってたり?容姿端麗、とか・・・(パス入力)イケると思ったのに違うなぁ・・・」 038ツォン 「何か手掛かりがあれば良いのだが、全くないからな・・・     (急に黙って何かを考え込んでる風のレノを見やり)レノ、どうかしたのか?」 039レノ  「何か変だぞ、と」 040イリーナ「何が変なんですか?」 041レノ  「それ、本当に兵器の開発データなのかな、と。そんな重要なモノ、        どうしてあの女は社長に極秘で作っていたのかな、と」 042ツォン 「・・・・・・・・・・(← 一応こんなツォンが居るということで)」 043イリーナ「社長に極秘で・・・言われてみればそうですね・・・(俯くツォンに気付き)ツォンさん?」 044ツォン 「もう時効だから君達に話しても構わないだろう。私があれを偶然耳にしたのは、        忘れもしない、ルーファウス社長歓迎式典の前夜のことだった」 (場面変わって、ジュノンのバーでリーブとスカーレットの会話  グラスの音が欲しいです) 045リーブ   「スカーレット、飲み過ぎじゃないか。          明日は新社長の歓迎式典(なんだから程々にしておかないと)」←スカーレットの台詞を被せる感じで 046スカーレット「放っといてよ、アンタに関係ないじゃない・・・何が新社長よ・・・」 047リーブ   「・・・スカーレット・・・?」 048スカーレット「フンっ・・・ァハハハッハッハ!!          なに鳩が豆鉄砲食らったみたいに間抜けな顔してんのよ!!          ・・・知ってるんでしょ・・・」 049リーブ   「私が、何を・・・知っていると言うんだね?」 (この辺でスカーレットがグラスを床に叩きつけて、割れる音キボンです) 050スカーレット「アンタみたいに知った顔して近づいて来る奴が一番頭にくるのよ!!          同情?軽蔑?ハッ、好きにすればいいわ!!」 051リーブ   「私はそんなつもりは・・・」 052スカーレット「プレジデントと寝たわ、それが何だっていうのよ!?」 053リーブ   「スカーレット、君は・・・」 054スカーレット「アンタあたしのこと誤解してるみたいだから言っとくけど。あたしは目的のためなら手段を選ばないわ。          体を売ろうが人を何人殺そうがそんなのどうだっていいのよ。目的を達成する為なら・・・          神羅カンパニーの頂点に立つ為なら、何だってするわ・・・          プレジデントを唆し、計画は軌道に乗り始めていたのに、コロっと死んで新社長があのボンボンですって・・・          全く、英雄だかなんだか知らないけど余計な事してくれたものだわ・・・」 055リーブ   「神羅を乗っ取る!?正気か、君は・・・」 056スカーレット「ふんっ、だからアンタに関係ないって言ったじゃない。          あたし、諦めないわよ。ボンボンなんかに新社長の座を渡さないわ・・・          あぁ〜せっかく人が気分良く飲んでたのに、あんたのせいで台無しよ・・・出てって」 057リーブ   「君は、本当に(そんな野望を)」←スカーレットの台詞を被せる 058スカーレット「出てって!!!!!!!!」 (で、またタークスの面々に戻ります) 059レノ  「サイテーだぞ、と」 060イリーナ「知らなかった・・・キャハハが神羅を乗っ取ろうとしてたなんて・・・それに、プレジデントと・・・」 061ルード 「蛇の様に狡猾な女だ」 062ツォン 「狡猾で残忍。そして自信、自意識共に過剰。まぁ、あの女らしいといえばそれまでだがな」 063イリーナ「ツォンさん、社長はキャハハの目的とプレジデントとのこと、知ってるんですか?」 064ツォン 「どうだろうな、私には分かりかねる」 065レノ  「あの女にとっては今の社長が邪魔だったわけだ、と。それで社長に極秘でこんなものを作っていたんだな、と」 066ツォン 「恐らくそういうことになるな。        それはそうと、パスワードの手掛かりが全くないので、明日にでもリーブと連絡を取ってみようと思う。        彼なら或いは何か知っているかもしれない」 067イリーナ「逆スパイの裏切り者ですかぁ〜何かヒントになる話が聞けるといいですね!」 (ツォンが電話でリーブと会話、リーブの声の方を電話っぽくして欲しいです) 068ツォン「また(←時間軸がリーブ編の後なので)貴方と連絡を取ることになろうとは思ってもみませんでした。       今日は他ならぬ事、先日お持ち頂いたデータROMについて伺いたいのですが」 069リーブ「スカーレットの設計データの事か。その話だと思っていた。       私からパスワードのヒントを得ようとしているなら無駄だ。心当たりがあれば、ルーファウスに告げている」 070ツォン「失礼、言い方を間違えましたね。データROMについてではなくて、スカーレットについてです」 071リーブ「スカーレットがどうかしたというのか?」 072ツォン「貴方は彼女についての事をご存知ですね、そう・・・     そしてあの時、私が偶然聞いていた事もご存知なはず」 073リーブ「・・・あぁ、やはり聞いていたのは君だったのか。     案ずるな、ルーファウスにスカーレットの事は話していない」 074ツォン「・・・そうですか。     (ややあって)貴方の本音をお聞かせ願えませんか。スカーレットに対して、どの様に感じていたのかを」 075リーブ「今更・・・本当に今更だな、彼女について君に語る時が来るとは。       彼女の本心を聞いた時、私は・・・彼女の中の脆さを感じた。       常に傍若無人な立ち振る舞いのこの女も、所詮人の子、弱い部分があるのだなと。       神羅の頂点に立つことで自分の存在を他人に認めさせたかったのだろう。       自尊心の強さ故、自らの非に気付くことが出来ない彼女を、出来るものなら・・・救ってやりたかった。       まぁ今となってはそれも叶わないがね」 076ツォン「傍若無人で唯我独尊な彼女の事です、貴方の本音を聞こうものなら鼻で笑って終わりでしょうね。       分かりました、お忙しい中お付き合い頂き、感謝します」 (さてここで可能なら是非出て欲しい香具師がひとり・・・生きてるみたいですねw  ・・・ツォンとリーブの会話を盗聴) 077パルマー「うひょ!なんかいーこと聞いちゃったもんね〜うひょひょひょひょ!!」←誰が演ってくれるのかと(ry (極秘データROMの存在を知ったパルマーが、そのコピーを持ってシド宅に現れる) 078シド  「スカーレットが残した兵器のデータだぁ?そんなもん俺様にどーしろってんだよ!」 079パルマー「うひょ!シドちゃん相変わらず頭の回転悪いね〜!このデータの全てが解析されればぁ〜〜〜        宇宙開発部門再開するかもしれないでしょ!まだ兵器のデータだって決まったわけじゃないんだから〜」 080シド  「う、宇宙かよ・・・そりゃ行きてぇ、        こんな、世界がそれどころじゃねぇって分かっててもよ・・・俺様は夢を捨てたりしねーよ・・・」 081パルマー「そうこなくっちゃ!さっすがシドちゃん!        宇宙開発部門が再開されればワシだってまた責任者のポストに・・・うひょひょひょ・・・        じゃ、そーゆー事だからシドちゃんパスワードの解析頼んだよ〜!        あ、科学部門に居た奴に命令して、音声認識出来るようにしといたから〜」 082シド  「音声認識か、適当になんか言やぁ当たるかもしれねぇな。おいシエラ、オメーも手伝えよな!」 083シエラ 「私にお手伝い出来るなら・・・」 084パルマー「うひょ!んじゃ二人ともよろしくぅ〜!」 (場面切り替わり、ツォンとタークス) 085イリーナ「ツォンさん、どうでした?」 086ツォン 「残念ながら何も。リーブなら我々よりスカーレットとの接点が多いので        何か情報を得られると思ったのだが・・・徒労だった様だ」 087レノ  「振り出しに戻ったぞ、と」 088ルード 「・・・・・・」 089イリーナ「実はツォンさんがリーブと連絡を取ってる間、私達色々試したんですけど        ・・・アルファベットを自動入力にしてみたんですよ。        でも、全然ダメでした・・・ハァ・・・」 090レノ  「あの女の思考回路なんか分かるわけないぞ、と」 091ツォン 「このままでは貴重なデータがお蔵入りになるな、だがそれも仕方ない、か・・・」 092レノ  「ツォンさん、諦めるんですか?」 093ツォン 「いや、今日一日試せるだけ試し、その結果を明日、社長に報告するまでだ。各々で明日まで今一度解析を試みてくれ」 094イリーナ「はい!」 095レノ  「あいよ、と」 096ルード 「了解」←この3人の台詞はほぼ同時で (場面がシド宅に戻る、パルマーが去ってから僅かな時間が経っております、いきなりユフィ乱入です) 097ユフィ「やっほ〜!久しぶりぃ〜!ユフィちゃん到着!!」←どうやって来たんだろう・・・ 098シド 「なんだオメー!久しぶりはいいけどよ、一体何しに来たんでぃ!?こちとらそれどころじゃねぇってのによぉ」 099シエラ「あらユフィこんにちは、わざわざお呼びしてごめんなさいね。       あ、私がユフィに話があって呼んだのよ、電話じゃ長くなりそうだったから」 100ユフィ「そそ、そーゆーこと!ってゆーかぁ・・・シド、忙しいのぉ〜?」 101シド 「シエラが呼んだのか、まぁ、んなこたぁいいけどよ、ユフィ、オメーもパス解析手伝ってくれねぇか」 102ユフィ「ぱすかいせきぃ〜??(コンピュータの画面見ながら)何ソレ、何なの?」 103シエラ「さっき、パルマーが持って来たんです。       何だか重要なデータらしいんだけど、パスワードを解かなきゃならないみたいで」 104ユフィ「パ、パルマー!?あのオッサンが持って来たんだったらロクなものじゃないんじゃないのぉ〜?」 105シド 「そりゃそうかもしれねぇな。しかもあろうことかあのスカーレットが残したデータだしな」 106ユフィ「うわっサイアク・・・でも何か気になるねぇ。4文字、なの?」 107シド 「入力欄が4文字分しかねぇから多分、な。音声認識出来るから何か喋ってみろよ」 108ユフィ「森羅万象〜!!抜山蓋世〜!!(明鏡止水〜)」←シドの台詞を被せる 109シド 「オメーじゃねぇんだっつの」 110ユフィ「へへっ、やっぱダメか。思いつかないよぅ・・・」 111シエラ「手掛かりになるものが何もないですからね、解くのは難しいかも・・・」 112シド 「だなー。ま、適当に喋ってりゃそのうち当たったりするんじゃねぇか?もう面倒くせぇから放っとくぜ。       んでシエラよぅ、ユフィに一体何の用だったんだぁ?」 113シエラ「あ、私、近々ウータイまで行かなきゃならないの。知人が亡くなって、それで・・・       場所がよくわからないから、前もってユフィに聞いておこうと思って」 114ユフィ「ウータイは広いからね〜!ま、あたしが教えとけばぜんっぜん心配ないけどぉ〜」 115シド 「おう、任せたぜユフィ!安い宿屋にうめぇ飯屋、いい品置いてる土産屋も、全部シエラに教えてやってくれよな!」 116ユフィ「そりゃもう任せときなって!」 117シエラ「・・・もう、シド(貴方?)ったら・・・観光でウータイに行くんじゃないんだから。       ・・・はぁ(←溜め息)・・・彼女、本当に美人で聡明で私の憧れの人だったの。       いつも屈託無く笑ってて、彼女を見てるだけで元気が出るから、彼女の周りには自然に人が集まってた。       それがまさか、病気で亡くなるなんて、ね・・・」 118シド 「昔の人はよく言ったもんだな、美人薄命ってよぉ・・・    (コンピュータ反応、パス解除音「認識しました」とか)・・・んなっ!!??」 119ユフィ「ちょ、ちょっとぉ!?なんか知らないけどコンピュータ動いてるよぉ〜!!」 120シエラ「本当!パスワードは「美人薄命」だったのね・・・!」 121シド 「おいおいおいおい!偶然の産物だけどよ、なぁ〜にが美人薄命だよ!       あの馬鹿女からそんな言葉が出てくるなんて、思うわけねぇだろうが!」 122ユフィ「うわスゴー!!なんかわからないけどファイルがどんどん出てくる出てくるぅ〜」 123シド 「あぁん?こりゃ・・・(ややあって)ロケットにゃ使えそうもねぇな・・・」←きっとシドは分かるんです 124シエラ「何かはよく分からないけど、やっぱり新しい兵器のデータなのかしらね」 125ユフィ「なぁ〜んだ、つまんないの!新しいマテリアだったら良かったのにぃ〜」 126シド 「けっ!とんだ無駄骨だったぜ、俺様の貴重な時間を返せってんだ、パルマーの奴め・・・」 127シエラ「さっそくパルマーに知らせないとね」 128シド 「ぁあ?こんなもん、あのパルマーに返してどーすんだよ!能無しパルマーに突っ返したところで意味なんざねぇだろーが。       ルーファウスは電話が繋がるまでが面倒くせぇから、タークスだタークス!       ツォンにでも連絡してやるか・・・ったくしょーがねぇなぁ       なんで(俺様がこんなことまで・・・)」←徐々にフェードアウト (場面変わり、タークス一同、コンピュータに張り付きながら) 129ツォン 「スカーレットがこんなものを極秘に作っていたとはな」 130レノ  「こりゃスゲェぞ、と。攻撃機能、防御機能、全てにおいてこんな兵器見た事ないぞ、と」←きっとレノにも分かるんでs(ry 131ルード 「・・・美人薄命・・・」 132イリーナ「ルード先輩?パスワードが、どうかしたんですか?」 133ルード 「・・・このデータをプラウド・クラッドに使用していれば、或いは・・・」 134レノ  「あの女は死なずに済んだかもしれないぞ、と」 135イリーナ「先輩、それってつまり・・・キャハハは死ぬことを覚悟してたって事ですか?        まさか!?どうしてそんな事・・・」 136レノ  「さぁな、俺にはキャハハの思考なんて分からないぞ、と。        ただ単に、もったいぶって使わなかっただけかもしれないぞ、と」 137ルード 「・・・美人薄命・・・美人は余計だ」 138イリーナ「ルード先輩、そんな事言ってる場合じゃ・・・」 139ツォン 「少なからず、己の生き方に疑問を抱いていたのかもしれないな、スカーレットは。        罪滅ぼしのつもりで我々にこのデータを残したのだろうか」 140イリーナ「ツォンさん・・・もし、仮にそれが本当だったなら・・・私、少しキャハハを見直しますけど」 141レノ  「真意は闇の中だぞ、と」 142ルード 「今となっては知る術も無い」 143ツォン 「その通り。あの女の真意がどうであろうと、我々はこのデータを有効に使わせて貰おうじゃないか。        だがその前に・・・」 (ドアをノックする音) 144科学部門の男「ツォンさん!遅くなりました」 145ツォン   「入りたまえ」 146科学部門の男「は!失礼します・・・」 147ツォン   「パルマーにこのデータを流したのは君であるとの調べがついているのだが」 148科学部門の男「仰る通りです、私がパルマーに・・・断り切れなかったんです、          私は以前宇宙開発部門におりまして、その・・・          パルマーは私の上司だったもので、どうしても・・・」 149ツォン   「なるほど、そういう訳か。怪我の功名だ、今回に限り君を咎めはしない。          しかし同じ過ちを犯したら、次は無いと思え」 150科学部門の男「本当にすみませんでした・・・」 151レノ    「なぁアンタ、このデータで何が作れそうなんだ、と」 152科学部門の男「は、では失礼して・・・(コンピュータをピコピコいじる音)          あの、ファイルはこれで全て、ですか?」 153ツォン   「何?足りないというのか?」 154科学部門の男「足りないも何も・・・これはほんの一部、ですね・・・          (ピコピコピコピコ)あ、・・・えぇっ!?また、パスワードなんですけど・・・」 155イリーナ  「パ、パスワードがまだ要るの!?」 156科学部門の男「少し、待って下さい・・・(物凄い速さでキーを叩く音と電子音)          10・・・20・・25・・・30・・・・・・・・・57・・・」 157ツォン   「まさか・・・」 (コンピュータの作業終了音) 158科学部門の男「・・・出ました・・・このデータの全容を知るためには、あと78のパスワードを入力する必要があります」 159イリーナ  「な、な、ななじゅうはち〜〜!?」 160レノ    「勘弁してくれよ、と」 161ルード   「・・・性悪女・・・」 162イリーナ  「撤回撤回!前言撤回!キャハハを見直すなんて言った私が浅はかだったわ!!          も〜この怒り、どうしてくれるのかしら!!」 163ツォン   「フンっ・・・一筋縄では行かない、というわけか・・・」 164レノ    「こんなの解いてる間に世界はとっくに元通りになるぞ、と」 165ルード   「いや、より良い世界が築かれているはず」 166イリーナ  「ホントですよ!あぁ〜もう!          ツォンさん、こんなものさっさと捨てちゃいましょうよ!!忌々しいったら!!」 167ツォン   「このデータは諦めるしかない様だな。社長に報告しよう、諸君、本当にご苦労だった」 (最後の場面、ルーファウスとツォンがサシで会話) 168ルーファウス「結局、全てを知ることはかなわないという事か」 169ツォン   「無礼を承知で申し上げるなら、潔く諦めた方が宜しいかと」 170ルーファウス「実に惜しいデータだ・・・しかし、そうするより他にないな。          神羅の技術を結集した、新兵器と思われるデータか・・・          発見者のリーブに返しておくとしよう。万が一パスが解かれる事があれば          兵器のデータといえども役に立つだろう」 171ツォン   「確かに、捨てるには忍びない代物ですね。          万に一つの可能性といえども、ゼロでは無い・・・」 172ルーファウス「ご苦労だった。君には休暇を与えよう、体を休めると良い」 173ツォン   「お心遣い、誠に感謝致します」 (短すぎず、長すぎずの間があって、ルーファウスが窓の外を眺める・・・窓に近づく足音とか) 174ルーファウス「・・・それでも私は、結構気に入っていたのだがな。          己の欲望に忠実で、頑ななまでに手の内を見せようとしない。          狡猾且つ冷酷で、無類の排他主義・・・」 175ツォン   「全てを、ご存知なのですね」 176ルーファウス「君の言う「全て」が何を指しているのか、私には分かり兼ねる」←この人も結構頑固 (また丁度良い間があって) 177ルーファウス「・・・荒野に咲くべき花・・・」 178ツォン   「彼女の事ですね」 179ルーファウス「彼女?いや、ただ・・・荒地には毒々しい薔薇の花がよく似合うと言っただけだ・・・」←この人は筋金入りの頑固者       〜fin〜